IP等級だけで、切削液に触れるグリッパーを選べますか?

IP表示だけでは切削液への適合性を確認できません。実際の液体、接触条件、組み付け構成を、候補機種の資料と照合してください。

選定に必要な三つの情報を示す概念図。Aは液体のサンプル、Bは飛沫と温度計、Cはコネクター付きグリッパーの組立構成と資料。
オリジナルの概念図であり、製品や試験結果ではありません。A:液体の特定。B:接触条件と温度。C:資料で確認できる組立構成。記号は選定条件を表し、保護等級を示すものではありません。

IP表示に付く条件も確認する

IP表示だけでは、使用する切削液や洗浄液に適合するとは判断できません。選定した製品について、メーカーが定める条件を確認する必要があります。

例えばSCHUNKは、MMS 22-AセンサーのIP67をコネクター接続時の条件として示し、切削液、酸、アルカリなど、他の媒体に接触した場合の動作は保証できないと別途記載しています。これはセンサーの例であり、グリッパー本体やCBOXTEC機器の保護等級ではありません。

グリッパーの取扱説明書には別の制限もある

RobotiqのHand-Eのアーカイブ版取扱説明書では、3.3節、表3-2(印刷ページ16)にIP67とともに動作温度、結露しない湿度の制限が記載され、腐食性の液体やガスがないことも条件とされています。改訂履歴の先頭は2022/01/10です。ここでは資料上の例として扱い、すべてのHand-Eの現行仕様とはみなしません。

購入時には、環境条件の記載全体を読むことが大切です。これらの例から、CBOXTECの温度範囲、耐薬品性の等級、特定の切削液への適合性は判断できません。

何が、どのように触れるかを伝える

選定時の提案として、切削液や洗浄剤の商品名、濃度、入手済みの技術資料または安全データシートを供給元に渡してください。搬送するワークの残液、繰り返す飛沫、直接噴射、浸漬、洗浄のどれに当たるかも伝えます。

接触の時間と頻度、周囲温度、把持時のワーク温度も含め、候補機種の資料がどの条件を対象にしているか確認してください。周囲温度の上限だけでは、高温のワークに接触できるかは分かりません。

組み付けた構成で確認する

使用予定のグリッパー、フィンガー、センサー、コネクター、ケーブルについて、許可された洗浄方法や除外条件を含む書面での回答を求めてください。SCHUNKの例にある接続条件は、取り付け条件を確認する理由になりますが、他の製品にも共通する組立規則ではありません。

CBOXTECはロボットアームとグリッパーを供給しています。機種の問い合わせに実際の接触条件を添えることで、入手できる資料に基づいて適合性を相談できます。マシンテンディングの用途説明だけで、切削液への適合性やセル一式の供給が確定するわけではありません。

メーカー資料

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