ロボットベースの取付穴が合えば、支持構造も適切と言えますか?
取付穴が合うだけでは支持構造の適否は分かりません。対象機種の運転・停止時の荷重、現行の据付資料、構造の確認を求めましょう。
取付穴の一致は形状の確認です
それだけでは判断できません。CADモデルでベースの取付穴が一致しても、架台、テーブル、床が予定するロボットの設置に耐えられるとは言えません。図面で取付部を確認したうえで、対象アームと取付方向に適用される荷重資料・据付資料を求めてください。
Universal RobotsのUR10e SW10_14マニュアルでは、取付図・締結の説明と架台の設計を別に扱っています。図面の照合と支持構造の評価では、確認する内容が異なります。
運転時と停止時の荷重を含める
UR10eの架台設計ページは、軸方向と横方向の力、ねじりモーメント、転倒モーメントを区別し、運転時と停止時の荷重を分けて示しています。これは求める情報の例であり、CBOXTECの荷重上限ではありません。
提示された値が、どの機種、取付方向、基準座標系、荷重組合せに対応するのかを確認します。予定する動作と、取り付けたグリッパー、フィンガー、アダプター、ワークの情報を伝えてください。可搬質量の値だけでは、ベース荷重の資料にはなりません。
下部の支持構造も評価に含める
プレートが図面に合っていても、その下の構造と一緒に評価する必要があります。責任を持つ機械・構造の設計担当者に、対象機種の資料と現場条件に基づく支持構造とアンカー固定の確認を依頼してください。
UR10eのページでは、静剛性、動剛性、疲労も取り上げています。予定する運転と繰返しサイクルに対して、架台をどのように確認するのかを尋ねましょう。この記事はアンカー、板厚、設計係数を指定するものではありません。
正しい機種と資料の改訂版を確認する
UR10eの締結ページには、締付けの値がSW5.18で更新され、古い印刷版マニュアルとは異なるとの注記があります。これは適用される改訂版を確認する理由であり、そのボルトやトルクを別機種に流用する根拠にはなりません。
アームを問い合わせる際は、対象機種または候補、取付方向、支持構造の配置、アームが支えるツール・ワークの構成、動作の説明を送ってください。メーカーが承認する現行の固定・据付資料を求め、誰が支持構造を評価するか確認します。CBOXTECはロボットアームとグリッパーを供給しています。問い合わせだけで取付けの適否が確定したり、据付サービスの提供が約束されたりするものではありません。